Beyond the Border によせて

Beyond the Border|翻訳職人日記

へのトラックバックです。ていうか、トラックバック初体験でございます。

Mixiでは甚兵衛さんだし、ブログでは翻訳職人さんなので、どのようにお呼びしたらよいか、ちょっと戸惑っています。本名で呼んでも良いのかしら。

が、素晴らしいエッセイでした。まさにその通り。

ぼくも、常々、偏狭なナショナリズムというのは、自分自身に誇りをもてない人が陥ってしまう思想というか心の状態と捉えてきました。職もない、金もない、容姿もよくない、 頭もよくない、異性にももてない、そんな風に自尊心をもつすべのない人が最期に拠り所にするのが、国家なのですよね。日本に生まれさえすれば日本人。もし日本人がある国の人々よりも優れているなら、自分も優れているはずだ。という、単純な三段論法に依拠しています。

人というのは、どの国にも、素晴らしい人がいれば、しょうもないヤツもいます。生まれた場所によって優れているとか劣っているなどということはあり得ません。

例の『戦争論』が若い人々の間で流行した頃、この人たちは自分自身に誇りをもつことができないのだなぁ、と悲しくなりました。本の主張も許せなかったけど、迎合する人々が多くいたこともショックでしたね。

自分が自分であることを喜べる人でありたいし、また、皆がそのように感じられる世の中になっていってほしいと思います。 そのために、ぼくは何ができるでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。