イベント、アート、ボサノバ、映画の2週間

少々ずぼらかもしれませんが、この2週間の出来事をまとめて書いておきたいと思います。

11月16日(日)午前 国際交流・協力の日

平和のためのヒロシマ通訳者グループ (HIP)として、「ひろしまを英語でガイド」というプログラムを担当しました。広島の主要観光スポットを英語でガイドするための入門講座です。今回のテーマは「比治山」。受講者数は68人。HIP会員の参加者およびチューターの外国人を合わせた人数は26人と盛況なイベントとなりました。講座後のアンケートでは、「大変良かった」が78%、「まあまあ良かった」が22%と、プラス評価が100%で高い評価を得ました。皆で苦労して教材や運営の準備をしてきたので嬉しかったです。

11月16日(日)夕方 キャンドルメッセージ

ICBUWヒロシマ・オフィス主催のイベントに参加。劣化ウラン兵器の禁止を求める文字「BAN DU NEXT」を1000本のグラスキャンドルで描くというもの。主催スタッフは皆顔見知りなので、当然のごとく裏方をお手伝いしました。キレイでしたよ。

11月19日(水) ボサノバ・デュオ練習

この日の夜9時から、キーボードのQoizme氏と一緒にやっているボサノバのデュオの練習。ぼくの担当はベースとボーカル。ベースはアコースティックな感じに近づけるためにフレットレスベースを使用。現在までに練習してきたのは、Agua de Beber, Wave, Desafinado, Girl from Ipanema, Mas Que Nada の5曲。この日、小野リサの「星の散歩」を加えることに決定。初ライブは12月29日(月)夜、AppleJamの「年忘れライブ・パーティ」というイベントです。入場料1000円ですのでお気軽にどうぞ♪

11月23日(土) ひろしま美術館

「黒猫はいたのか? 丸ごとひろしま美術館展」鑑賞。同美術館所蔵のゴッホの「ドービニーの庭」の絵、黒猫が塗りつぶされたといわれるとたしかにそう見えます。写真記録でも明らかになってるんですね。

11月24日(月) 広島市現代美術館

特別展「第7回ヒロシマ賞受賞記念 蔡國強展」鑑賞。北京オリンピックの花火を演出した作家の個展。火で絵を描くという発想が興味深い。「ひろしまを英語でガイド」の教材でも取り上げたので自分の目で確かめたかったのです。

11月27日(土) 広島県立美術館

特別展「『国宝』を創った男 六角紫水展」鑑賞。今度は明治・大正・昭和期の漆芸を見てきました。工芸にはあまり縁がありませんが、うっとりするほど素晴らしいものが色々とあります。

また、県立美術館の地下講堂と近所のギャラリーGで開催されている「エマニュエル・リヴァの広島展」を見ました。映画「ヒロシマ・モナムール」の主演女優であるエマニュエル・リヴァが撮影した1958年当時の広島の写真で構成された展覧会です。貧しい住宅が並んでいますが、子どもたちの笑顔が生き生きとしています。

11月28日(日) シネツイン本通り

映画「ヒロシマ・モナムール(二十四時間の情事)」鑑賞。この映画を見るのはこれが3回目になります。大学生の頃に見たときは訳が分かりませんでした。3年ほど前に見たときは、ストーリーが理解できました。今回は二人の主人公の心のひだが見える気がしました。なぜ、彼女は広島で出会った男に、夫にも話していない過去の辛い出来事を話したのか。一言で書こうとすると無理があるかもしれませんが、それはヒロシマが筆舌に尽くしがたい苦しみを味わった町であるからこそ、彼女の痛みに共感してもらえると感じたからでしょう。

8月のある夜、ヲルガン座でたまたま隣に座ったアイルランド人の若い男性が「ヒロシマ・モナムール」を見て感激した、と言っていました。ぜひ「夜と霧」も見なさい、とも言っていました。彼が広島に足を運んだ動機の一つになっているのだろうと思います。海外の良心的な人々に広く知られている映画ですが、日本ではあまり知名度が高くありません。残念に思います。

帰りに寄った廣文館で、リヴァの写真集「HIROSHIMA 1958」を買いました。3500円也。ちょっと高いけど、価値はあると思います。

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