あなたは大切な「オンリーワン」

SMAPが歌ってヒットさせた「世界に一つだけの花」(作詞・作曲 槇原敬之)の歌詞はすばらしい。ぼくたち一人一人がかけがえのない大切な存在なんだ、ということを伝えてくれている。ところが、最近気になることの一つが、この歌に出てくる「オンリーワン」という言葉が間違った文脈で使われていることが多いことだ。

夏休み前、小6の息子の小学校から便りが来た。校長先生からのメッセージは、「オンリーワンをめざそう」と大きく書いてあった。先週、アニメ「クレヨンしんちゃん」を見ていたところ、優等生の男の子が「ナンバーワンじゃなくて、オンリーワンになればいいんじゃないかな」と話す場面があった。

SMAPは冒頭こう歌っている--「No.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one」。これは、ぼくら一人一人がかけがえのない、取り替えの利かない、たった一人の大切な存在なのだという意味だ。続く歌詞では、繰り返し、人間は競争ばかりしているが、本当はそんなことはしなくてもいいんだよ、と歌っている。自分のもっている種を咲かせることだけに一生懸命になればいいと。自分の内側にあるもの、自分が本来もっているものを、磨いて輝かせればよいのだ。

校長先生やしんちゃんの友達は、オンリーワンという言葉を使いながら、実は限られた分野におけるナンバーワンをめざせ、といっているように見える。ぼくらはそもそも「特別なオンリーワン」なのだから、何か別の者になることを「めざす」必要などない。ぼくはぼく自身であって他の誰でもないのだ。

一番大切なことは、あなたがあなた自身を受け入れること、よい面も悪い面も全て。そして、自分を愛することだ。自分を愛せない人は人を愛することもない。自分を愛することができて初めて、人を愛することがどういうことか感覚として理解されるようになる。自分を受け入れて心を開くことができれば、周りの人もあなたに心を開くようになる。

たとえ他人の付けた評価が低くても、あなたはかけがえのない、大切な「オンリーワン」。そのままで輝いている存在なのだ。

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