友人の死

高校時代の友人が亡くなったと聞いた。しかも、亡くなってから既に2年も経っている。むしろ、これだけの期間知らなかったことがショックだった。

電話をかけてくれた同じクラブだった友人が務める病院に、亡くなった彼のお母さんと思われる女性が来ていて、「○○君のお母さんですか?」と声をかけたそうである。すると、「息子は死にました」と答えられたので、友人は絶句してしまったのだ。死因は肺血栓。論文執筆の過労が遠因らしい。電話で話しながら、ショックで携帯を持つ手が震えてきたと彼女は言っていた。

亡くなった友人は、仲間内では最も優秀で、人当たりも良く、努力家だったと思う。文芸部、生徒会、陸上部といくつもの活動をこなしていた。今だったら「癒し系」といわれるような性格だった。とにかく、いいやつだったのである。ぼくとは文芸部と生徒会で一緒だった。

彼は一浪して東京芸大に進み、大学院を修了後は、都内の美術館の学芸員となった。上京したときに泊めてもらったり、一緒に飲んだりした。

ふと思いついて彼の名前でググると、追悼のブログがトップに表示された。心あたたまる文章と共に、彼の業績一覧が掲載され、やっぱりスゴイヤツだったんだな、と思う。

彼のお連れ合いがコメントを残していた。「7年間という、短い結婚生活」とあった。最後に会ったとき、多分10年ちょっと前、にはまだ独身だった。そうか、結婚していたのか、良かったな、と思った。一方で、残された家族を気の毒に思った。

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