投稿者: journey
一つのバンドの終わり
6月12日、アマチュアロックバンドSETIが解散した。2005年の6月からメンバーチェンジを繰り返しながら、なんとか3年間続いてきたが、それも限界に来たようだ。メンバーの多くが何らかのかたちで、バンド活動についての不満やストレスをかかえていたことが分かり、解散を決意した。いや、実際にはこれまでずっと支えてきてくれたドラマーさんが「解散しよう」とメーリングリストに書いた、その発言に背中を押されたと言っていい。
6月のHIP例会、最近のガイド活動
6月14日の平和のためのヒロシマ通訳者グループ (HIP)例会では英語に翻訳された被爆証言文章を教材に、被爆証言の通訳について学習します。教材となる証言は広島県被団協理事長坪井直さんのものです。HIPのスタッフが講師を務めます。例会最初の30~40分ほど長崎研修旅行の報告会を行います。
ここのところ、HIPへのガイド依頼が非常に多いです。日付と国名などをリストアップすると次のようになります。5月29日、シンガポール、中学生。6月15日、アメリカ、交換留学生。6月20日、留学生(各国)。6月21~23日、アメリカ、中学生。7月4日、オーストラリア、大学生。いずれも、平和公園のガイドだけでなく、英語による被爆証言がセットになっているのが特徴です。HIPの4人の被爆者の皆さんが大忙しという状況です。皆さんには大変なことと思いますが、生の声が聞けるうちに聞いておいてほしいと思います。
若い男と勝利の体験
夜の10時過ぎ、高二の息子が楽器を練習していたので、妻がぼくに、息子に勉強を始めるように言え、と言った。ぼくは強い違和感を覚え、とっさに、自分が妻と同じように考え、行動しなければならないのか、と切り返した。
シャワーを浴びながら、振り返って考えてみるうち、その違和感の原因が分かった。ぼくは、息子に今必要なのは、受験勉強を早く始めることではな く、何かの分野で勝つ体験をし、自分に自信をもつことだと考えている。たまたま、それが軟派なバンドであってもいいではないか。人は、自分が一生懸命になれることでしか、勝つことはできないのだ。
NAKBA パレスチナの過去と現在
今日、横川シネマで映画「パレスチナ1948 NAKBA」を見てきました。
フォトジャーナリストの広河隆一さんが彼自身がイスラエル・パレスチナと関わったいきさつから説き起こし、これまでに撮りためた膨大な映像と写真を編集して制作したドキュメンタリー映画です。
住む土地を追われ、家族を殺された人々の証言が胸に迫ります。パレスチナ問題は出口の見えない状況に思われますが、映画はイスラエルの中にも少数ながら良心的な人々がいることを伝えており、かすかに希望の光が見える気がしました。