B型だからか?

今日の帰り際、職場の同僚であるみかんさんが、S課長とぼくの言うことが似ている、というので耳を疑った。Sさんはひょうきんなお調子者だし(あ、ごめんね、Sさん)、ぼくはあまりはしゃいだり騒いだりしないタイプなので、言うことはともかく、性格が似ているわけはないのだ。

よくよく聞いてみると、今部署の置かれている困難に際し、S課長とぼくがそれを前向きにとらえ、面白がってさえいるからというのである。なるほど、それはたしかにそうだ。血液型は?と聞くので、「B型」と答えると、「SさんもB型ですよね。だからかぁ」と納得している。自分はA型だから不安なのだ、とおっしゃる。いつも明るく振る舞っている様子からは想像できないが、1年くらい前を思い出すと、たしかにそんな面もあったよなぁ、と思う。

さて、問題は、B型だから似ているのか?という点だ。 普段誰も忘れているが、Sさんとぼくには共通点がある。会社を辞め(させられ)、自営業時代があり、現在の会社に中途入社していることだ。つまり、人生の危機に何度も遭遇しているということだ。危機を乗り越える経験を何度かすると、目の前の危機がどれくらいの大きさか、軟着陸できるかどうか、推測が付くようになる。考え方に共通点がある理由は、血液型ではなく、人生経験ではないか、と思うのである。

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