ジョン・レノンの命日ですね。
知人がオノ・ヨーコからのメッセージというサイトを紹介してくれました。
「PEACE BED アメリカ VS ジョン・レノン」という映画も公開されています。
たしかに、レノンはすごい人だったと思います。音楽人としてもそうだし、平和活動家としても他に類をみない影響力をもった人でした。
ただ、彼もぼくらと同じように、煩悩を捨てられず、愛に苦しんだ一人の男だったことも、ジョンという人物を理解する上で大切なことだと思うのです。
ヨーコ監修の映画や展示などでは全くふれられていないジョンの一面があります。それは1970年から1980年までジョンの愛人だったメイ・パンという中国系米国人女性との関係です。
http://en.wikipedia.org/wiki/May_Pang
1973年から18ヶ月間、ジョンとヨーコは別居します。このとき、ジョンと一緒に暮らしていたのがメイです。この時期のことを後に、ジョンは「失われた週末」(The Lost Weekend) と呼んでいます。さいたま市のジョン・レノン・ミュージアムでは、「失われた週末」のことについて漠然とした記述があるだけで、メイのことは一切書かれていませんでした。ヨーコは、ジョンが自分だけを愛したことを強調することで、ジョンの伝説を確固たるものにし、自分が発するメッセージに正当性を与えようとしているように思います。もちろん、平和を求めるための戦略としては良いことだと思うし、ヨーコさんにはこれからも頑張っていってほしいと思っています。
ぼくは、ジョンという偉人のこのような側面を知ることで、彼をより身近に感じられるような気がしています。