「自分の身の上に起こる出来事は、何一つ無駄がない」とある友人の日記に書かれていました。
ぼくもその通りだと思います。そして、この言葉は真理として受け入れるものというより、信念として主体的にそう信じるものではないかなぁ、と思います。
別の言い方をすると、「人生は実験」だと思います。本人にとっても実験だし、宇宙にとっても小さな一人の人間の人生は実験ではないかということです。『小さいことにくよくよするな』という本に、「人生はテストだ。本番だと思わなくて良い」といった言葉が出てきます。日本語でテストというと重く感じられますが、ここでは「試しにやってみる」程度の意味合いで使われています。
実験だと思えば、失敗は当然あるし、失敗の積み重ねの上に成功があると思えます。本番でないのだから、人生自体を失敗してもそれはそれで良いではないかとも考えられます。
振り返れば、ぼくの人生も実験の連続だったような気がします。大学4年生の頃、卒業後は働きながら社会運動もやりたかったので、普通の企業に就職する気が起きず就職活動もしませんでした。大学院に5年間も行ってみたり、その後は行き先がなくて契約社員で就職してみたり、会社を追い出された後は NPOで働いてみたり、NPOを辞めて自営業になってみたり、辞めた会社に出戻ってみたり。でも、ボランティア活動だけは大学入学以来ずっと続けています。ライフワークとはそのようなものですね。
それでも、人生って面白い!!