今日の午後4時過ぎ、米国イリノイ州にあるオーガスタナ大学の学生一行81人が広島駅に到着しました。今日から3泊4日で広島に滞在します。
明日は終日平和公園内で、資料館見学、被爆証言聴講、平和公園見学、日本の学生との交流などのプログラムがあります。平和のためのヒロシマ通訳者グループ (HIP)は、総勢15人で、ガイドや通訳などをボランティアで務める予定です。
学生たちは、11週間にわたる、東アジア・スタディツアーの一環として来広。台湾、香港、日本、中国の4カ国を回ります。日本には4週間の滞在です。引率の教授がおっしゃっていましたが、皆優秀で、良心的な学生さんたちです。このツアーは3年に1回行われるのですが、毎回HIPでお手伝いしています。ぼくも、ほぼ毎回皆さんに会っていますが、ヒロシマの原爆被爆の問題に深い関心をもってもらい、いつも感銘を受けています。
今回は、グループ討論の通訳をしなければならないので、本番が近づくにつれて緊張していました。しかし、皆さんの素直そうな姿を見て、安心しました。
(その翌日追記)
一日がかりのプログラムが終わりました。
準備や運営は大変ですが、やって良かったという気持ちになります。
被爆者の坪井直さん(広島県被団協理事長)の話を聞いたり、原爆記録映画を見たりして、大きなショックと深い感銘を受けている若い人たちを見ると、ヒロシマの心は広がっていくのだ、広がっていくことができるのだと強く実感します。
ぼくは、アメリカの政府は嫌いだけど、アメリカ人は好きです。アメリカの世論が戦争遂行に大きく傾いているときでさえ、それに反対し、意思表明をする人々が必ずいます。そうした良心的な人々と、ぼくは心の中でつながっているのだと、勝手に信じています。