テロ、アメリカ、日本
※この文章は2002年3月にNY在住の日本人ジャーナリストの方にお送りしたメールです。
最近はちゃんと本も読んでいなければ新聞すらまともにチェックしていないので、まとまりのない文章になってしまうことをお許しください。
まず、政府レベルの行動という点での現在のアメリカは最悪です。地球環境問題、核兵器廃絶などあらゆる国際協調に背を向け、自国の論理を世界に押し付けています。そして、「テロに対する戦争」ではアメリカに従え、そうしない国はテロリストと同じだ、という二者択一を迫っています。アメリカは力によってテロを押さえつけようとしていますが、それは単なる対処療法で、テロが生まれてくる背景に目を向けようとはしません。世界の抱える病(富の偏在)を根本から癒そうとする努力なしにテロを止めることはできないでしょう。