「縮小する」広島、忘れ去られる戦争

これは、雑誌『世界』9月号に掲載された一つの記事のタイトルです。正確には、「欧米メディアの目に映った被爆地-『縮小する』広島、忘れ去られる戦争」とついています。

岩波書店『世界』

著者は広島市在住のフリーの翻訳家・ライター繁沢敦子さん。長年の友人でもあります。読売新聞記者、広島市立大学広島平和研究所勤務後、独立して仕事をされています。

この記事は、被爆60年前後数年間に広島を訪れた海外ジャーナリスト・映像作家との交流を通して、 ヒロシマの意味を改めて考察するものです。小見出しは次のようについています

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イベント「祈りはときをこえて」(8/21)

2006年8月21日(月)午後6時から、広島県民文化センター多目的ホールにて、「祈りはときをこえて」と題したイベントが開催されます。I部は15歳から75歳までの24人による原爆朗読劇、II部はグループ風によるミニコンサートです。主催の「このゆびとまれ」は大阪の方のグループだそうです。

第I部 朗読劇「傷跡を残して」 By このゆびとまれ

第II部 ミニコンサート By グループ風
※メンバー: 榊記彌栄(13弦、17弦)、石丸良道(ケーナ&フルート)、徳武正和(クラシックギター)

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8月15日(火)深夜「トンボが消えた日」NHKで放送

多国籍キャストによる日本語原爆朗読劇「トンボが消えた日」の劇の制作過程を描いたドキュメンタリーが8月15日(火)深夜=8月16日(水)午 前1:10~1:25、NHK総合で放送されます。「世界へ“ヒロシマ”を語り継ぎたい -8か国 若者たちの朗読劇-」というタイトルです。

http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/index.cgi?area=001&date=2006-08-15&tz=now

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Beyond the Border によせて

Beyond the Border|翻訳職人日記

へのトラックバックです。ていうか、トラックバック初体験でございます。

Mixiでは甚兵衛さんだし、ブログでは翻訳職人さんなので、どのようにお呼びしたらよいか、ちょっと戸惑っています。本名で呼んでも良いのかしら。

が、素晴らしいエッセイでした。まさにその通り。

ぼくも、常々、偏狭なナショナリズムというのは、自分自身に誇りをもてない人が陥ってしまう思想というか心の状態と捉えてきました。職もない、金もない、容姿もよくない、 頭もよくない、異性にももてない、そんな風に自尊心をもつすべのない人が最期に拠り所にするのが、国家なのですよね。日本に生まれさえすれば日本人。もし日本人がある国の人々よりも優れているなら、自分も優れているはずだ。という、単純な三段論法に依拠しています。

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あの日から61年

広島に原子爆弾が投下されてから61年目の8月6日が過ぎました。

今年は平和記念式典はテレビで見ました。もちろん、黙祷はしましたよ。

午前10時、ワールド・フレンドシップ・センターで開かれた被爆証言の会に参加。証言をされた堀江壮さんは、被爆時4歳10ヶ月だったそうです。このため、被爆状況の記憶が断片的にならざるをえないようです。 家が己斐にあり、比較的無事だったので、10数人の被災者が逃げてきたそうです。

ピースキャンドルと原爆ドーム
昼、旧日本銀行広島支店に、発展途上国の子供たちの写真展「The Smile Journey ~微笑旅行~ 展」を見に行きました。子供の笑顔ってかわいいですね。

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