老医師ベースマン
ここ10日ほど、左手の人差し指、中指、薬指の関節が痛いので、腱鞘炎になったんではなかろうかと心配し、昨日整形外科に行きました。
問診票の、原因欄には「ギター(ベースギター)演奏」と書きました。
さて、お医者さんは院長先生で、白ひげのおじいさん、サンタそっくりな人です。で、問診票を眺め、開口一番、「ベースはエレキですか?」ときた。「はい」と答えると、後は若い頃の武勇伝をたっぷり聞くことになりました。せっかくなので、書いておきたいと思います。
昭和30年代に大阪の医大に入学したこの先生。週に2日はハワイアン・バンドでウッドベースを弾き、関西放送のラジオ番組に出演。週に2日は家庭教師。週に3日はバーでシェーカーを振っていて、学生の時に勉強をしたという記憶がないとのこと。医学生なのに実家からの仕送りが1万円、下宿代が 5300円で、残りの4700円で生活しなければならないという苦学生だったので、アルバイト浸りの生活を送らざるを得なかったそうです。