人生は実験の連続

「自分の身の上に起こる出来事は、何一つ無駄がない」とある友人の日記に書かれていました。

ぼくもその通りだと思います。そして、この言葉は真理として受け入れるものというより、信念として主体的にそう信じるものではないかなぁ、と思います。

別の言い方をすると、「人生は実験」だと思います。本人にとっても実験だし、宇宙にとっても小さな一人の人間の人生は実験ではないかということです。『小さいことにくよくよするな』という本に、「人生はテストだ。本番だと思わなくて良い」といった言葉が出てきます。日本語でテストというと重く感じられますが、ここでは「試しにやってみる」程度の意味合いで使われています。

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盛りだくさん

今日は盛りだくさんな日曜日でした。

日曜の少し遅い朝食。定番はぼくの作るフレンチトースト。おいしいですよ。

昼から出かけたのは中央公園。お目当ては国際交流のお祭り「ぺあせろべ」。今年で24回目だそうです。始まった頃数回はボランティアスタッフとして関わっていました。国際交流関係のいろんな団体がブースを出していて、いろんな国の食べ物もバザーで販売されていました。ぼくが買ったのは、エジプトのスナック2種、タイの揚げ春巻きと333ビール(セット)、インドのサモサ、日本の生ビール、でした。タイのブースでは春巻きだけ買おうと思っていたところ、留学生らしき可愛いお嬢さんに「セットにするとお得」と説得され、缶ビールとのセットを買ってしまいました (^_^;)

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牛乳を注ぐ女

土曜日、国立新美術館にフェルメールの「牛乳を注ぐ女」を見に行きました。

・「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展
 http://milkmaid.jp/

割と小さな絵ですが、当時のオランダ絵画の中にあっては、画面が明るく、抜きんでて美しい色彩で描かれています。日本初公開とのことですが、生きている間に見られてよかったと思える絵でした。スカートの青がきれいでしょう? これはラピスラズリという宝石を砕いて絵の具にしたもので、金と同じかそれ以上の価値があったのだそうです。

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ミリキタニの猫

シネツイン1で公開中の映画「ミリキタニの猫」を夫婦で見てきました。地味なドキュメンタリー映画としては珍しく、満席に近い入場者でした。

80歳を超える反骨の路上アーティスト ジミー・ミリキタニの歩んだ歴史と、彼とリンダ・ハッテンドーフ監督との心の交流を描く。カリフォルニア州サクラメント生まれ、3歳で日本に帰国し広島に住む。17歳の時、自分は芸術家だからと父が勧める兵学校入学を拒否して渡米。第二次大戦が始まると、ツールレイクの日系人収容所に強制収容され、3年半をそこで暮らす。その間、市民権放棄の書類に署名させられ、市民権を剥奪される。この体験がミリキタニ翁の米国政府に対する不信感を決定的にする。監督の尽力により、1959年に市民権が復活していたことを知るまで、市民権も社会保障もなしで生きてきた。

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映画「ヒロシマナガサキ」

映画「ヒロシマナガサキ」を観てきました。

素晴らしい作品です。いわゆるカタイ映画ですが、映像や切り口を切り替えながら展開するので、途中で飽きさせることがありません。

・ヒロシマナガサキ
http://www.zaziefilms.com/hiroshimanagasaki/
・サロンシネマ&シネツイン
http://www.saloncinema-cinetwin.jp/

これまでも多くのドキュメンタリー映画を観てきているので、記録映像や写真は見慣れたものが多いことは否めません。しかし、複数の被爆者の証言をテーマ毎につなぎ合わせて再構成する手法はぼくにとっては新鮮でした。爆発の瞬間、避難の様子、放射線の影響、戦後の闘病・生活苦といった局面を明らかにしていきます。

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